最後の行先は?
30年以上付き合いのある男女混合グループ7人で。
還暦のお祝いを、タスキではなく一着の赤いちゃんちゃんこで、1年かけてつないでいくという企画だった。
60歳か・・・仕事をし、結婚や出産、いろいろなことを経験して、何とかここまできたという節目のお祝いなのか・・・嬉しいこと、つらいことも乗り越え、すべてをクリアした証のようなものか。
自分としては二十歳の時と特に何かが変わったという感覚はない。
ただ、鏡をみると、あの時とはあきらかに違う自分がいるのは確かだ。(笑)
毎回のお祝い会では、20代のころから、話の内容もさほど、変わっていない気がする。
でも、それぞれの家庭や立場を経験した分だけ、物事の受け止め方は少し変わったのかもしれない。
4月から始まったこの企画。
私は乳がん治療と6月の手術があったため、参加できたのは3回目の8月末からだった。
まだ体力が回復していなかったこともあり、この時は一次会で失礼することにした。
毎回、自分の行きたいお店を選んで、そのお店で開催、その日に次回の日程をある程度決めて解散という流れ、詳細はグループLINEで。
その後、9月、12月、と続き3月で一通りの会は終了した。
そしてこの、1年間で繋がれたこの赤いちゃんちゃんこをどうするかと・・・
みんなの誕生日と名前を書いて、いちばんはじめに亡くなった人の棺に入れることに決まった。
帰りの電車を待っていると、
だれかが、「そういえば、あのちゃんちゃんこは結局誰が持ってるんだっけ?」と聞くと、持っていた一人が「持ってるよ」とみんなに出して見せた。
保管することになった友人はこの後、丸めてカバンにしまった。
棺に入れるときは、誰かアイロンかけてね。(笑)


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