9か月続いた治療は先月末で、やっと終了。
今後は定期検診のみになり、ようやくここまでたどり着いたという気持ちです。
HER2陽性乳がんのため、術後も分子標的薬の投与を続けていました。
はじめは術前と同じ注射タイプを3週間ごとに投与する治療でした。
皮下注射なので10~15分ほどで終わり、通院もあまり負担ではありませんでした。
ですが、とにかくかゆみがひどかったのです。
術前治療の影響もあり、治療再開前からかゆみは続いていましたが、再開後はさらに強くなりました。
保冷剤で冷やしたり、夜中に目が覚めたりすることもありました。
一か所がおさまったと思うと、今度は別の場所がかゆくなる。
特に背中がかゆくなると本当に大変で、何も手につかなくなってしまいます。
そこで人生で初めて「孫の手」を買いました。
ところが、はじめに買ったものは硬い素材だったため肌に傷がついてしまい、今では塗り薬を塗るための道具として使っています。
その後、もっと良いものはないか探して見つけたのが、凹凸のあるシリコン製のものです。
広い面で背中に届くので、かゆみ対策だけでなく広範囲の塗り薬を塗る時にもとても便利です。
「もっと早く買えばよかった」
そう思うほど、世の中には便利なものがあるのだと実感しました。
対処としては、かゆみ止めの飲み薬や塗り薬も処方していただきました。
さらにアレルギー症状を抑える注射も複数回試しましたが、残念ながら大きな変化はありませんでした。
あらためて、主治医に相談したところ、
「分子標的薬を注射から点滴に変更すると、かゆみが軽減する方もいます。ただし、あなたに効果があるかはわかりません」との提案をいただきました。
少しでも楽になるならと点滴へ変更。
結果として、かゆみが完全になくなることはありませんでしたが、保冷剤で冷やさなければならないほどではなくなり、夜も眠れるようになりました。
かゆみは本当につらいものです。
周囲に伝わりにくいのですが、生活の質は大きく下がります。
何もしたくなくなるし、何も手につかなくなる。
今後は定期検診のみの受診になりましたが、それでも、かゆみはまだ続いています。
飲み薬と塗り薬、そしてシリコン製の「孫の手」。
私にとっては、しばらくの間まだまだ手放せない必須アイテムです。
治療は終わりましたが、かゆみとの付き合いはもう少し続きそうです。


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